両国 / 春風に感謝する

YUKA222

2025年03月14日 09:42

昨年7月以来、春の気配漂う両国国技館。
トリプル世界戦に行って来ました。




メインのケンシロウ選手VSユーリ選手、熱い試合を期待しましたが、もうこれ以上
無いくらいの凄い激戦でした。
試合後、両国駅に向かうあいだも、うるうるした感情で溢れそうになりました。




☆WBC・WBA世界フライ級王座統一戦 12R
寺地 拳四朗(BMB)VS ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
TKO (12R)  拳四朗選手

いや~・・・こんな劇的なフィニッシュを、最後の最後に目にするとは!!

ユーリ選手の今までに観た試合の中で、今回がいちばん強かった!
そのくらい、序盤からケンシロウ選手を苦しめていました。


火事ではありません、ケンシロウ選手の派手な入場シーン。

ここまで強い気持ちと、ぐんぐん押し込む攻撃の圧力に、ケンシロウ選手も
対応しきれない感じで、中盤以降まで、ずっと怖くて撮影も出来ず。
いつものケンシロウ選手の巧みなステップも感じられず、ユーリ選手に
巻き込まれていて、このままでは敗れてしまうのでは?と、直視できない
状態でした。



終盤に入りようやく、ケンシロウ選手らしさが蘇ってきたようで、軽快なステップ、
パンチもよく入り、ここまま行けばなんとか?というような感じに。
2階席とはいえ、(眼鏡も持ってこなかったので)微妙に観づらく、スクリーンも
位置的に遠く、ユーリ選手の顔の腫れは、大写しになった時初めて観ました。
目もかなり腫れています・・・・・終盤、調子を上げてノッテ来たケンシロウ選手。
しかし、このまま判定になるだろうと思っていた、ラストラウンドの1分過ぎ。
まさかの、まさか、でケンシロウ選手が怒涛のラッシュ! 一瞬でした。

明らかにダメージを受けたユーリ選手。なんとか逃れようとするも、ケンシロウ
選手の追い込みは凄かった・・・。
レフェリーが割って入り、ユーリ選手を抱きしめました。

私の周りは、ほとんどケンシロウ応援陣営らしく、凄い盛り上がりようでしたが、
ユーリ選手、何という無念な終わり方なんでしょう。
あとほんの2分ほどで、勝利というところまで来て・・・。
でも、それを最後に覆すのが、やはりケンシロウさんの凄さです。



超劇的に試合を制し、笑顔に溢れるケンシロウ選手。
ライトフライに続き、フライ級でも2団体王座統一です。

しかし、本当に強く成長したユーリ選手。
二人の激しすぎる闘いに、心から感謝です。


座席の関係その他で、ほとんど撮影できず、ユーリ選手も
撮れずにすみません。
セミとアンダーカードは『続きを読む』に。

☆WBO世界フライ級タイトルマッチ 12R
アンソニー・オラスクアガ(アメリカ/帝拳) VS 京口 絋人(ワタナベ)
3-0 (114-113,117-110,118-109) オラスクアガ選手



う~~ん・・・・・この試合、はっきり言って、オラスクアガ選手にがっかりです。
これまで、ケンシロウさんとの試合と、世界を獲得した試合を現地で観ましたが、
ほんとに強くて攻撃的で好きでした。
今回は、それが感じられず、玄人受けするかもしれないけど、私は京口選手が
気の毒でした。
京口選手、今回はかなり頑張ったと思います。 ここまで大差は無いでしょう。
終盤のダウン判定も、スリップ気味だったし、納得いかないのでは?
本当に判定がわからないです。
(画像無くすみません)

☆WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ 12R
岩田 翔吉(帝拳) VS レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)
3-0 サンティアゴ選手(新王者に)

この試合も、まさかの結果に。
終始、サンティアゴ選手のアウトボクシングに振り回された感じで、
途中寝てしまいました。
これも大差つきましたが、岩田選手の場合は、倒さないとインパクト
無いのかな?
まったく画像無く、すみません・・・


☆53kg契約 8R
坪井 智也(帝拳) VS ブーンルエン・ファヨン(タイ)
2R TKO 坪井選手



2021アマチュア世界選手権バンタム級金メダリスト、注目の坪井選手の
プロデビュー戦。
相手の選手、超強打というものの、坪井選手の敵では無かったですね・・・
2度倒して、難無く終了。
この試合とメインだけがKO決着、終了は9時半をまわっていました。

春爛漫の暖かさとは言え、帰るときは寒くなっていて、スプリングコートの
薄着では風も冷たく感じられました。
しかし、熱い試合のあとで、気持ちが高揚していました。
駅に向かう人たちも、悲喜こもごもでしょう。
毎回、もう現地観戦はやめようか?などと思いながらも、帰りはやはり来て
よかったと満たされて帰途に就くのでした。




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